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https://commodity-board.com/2011/05/futures-magazine.html
(3/22更新)
今年のサクラはやや遅咲きで東京都心では4月7日前後になりそうだとのこと。
一世を風靡していた感のあった金ブームも今はやや下火になっている。上昇に継ぐ上昇となっていた状況が落ち着き、相場が高値で一服しているためだ。
東京金相場は昨年9月につけた高値4754円を目指して今年2月には一時4654円まで上昇したものの、高値を更新するには至らずじまいである。結果的に、ダブルトップという罫線的に下落予想が誘われる格好となっており、ここからの一段下げが警戒されるところ。
東京金が上値重い市況情勢となっているのは、国際指標のNY金が上昇に一服が入って続落しているのをトレースしているため。NY金は昨年9月に2000ドルに迫る1923ドルまで上昇したものの、その高値を天井に上値重い展開である。
足元のNY金は、1800ドル付近でダブルトップを形成してしまったため、1800ドルから離れて軟調な展開が続いている。このまま右肩下がりの動きが継続されて1600ドルを割り込む場面があるかもしれない。
テクニカルが弱気に傾くとともに材料面でも売り要因が出てくる。このあたりがマーケットの不思議なところだが、最近の金市場にとっての弱材料はインドの金輸入に対する悲観的な見方である。インドは、これまでの金などに対する輸入課税を従来までの2倍に引き上げる。この増税の動きとともに、インドの金輸入・金消費が落ち込むのではないかとの見方が誘われているのだ。インドは世界最大の金輸入・消費国。2011年は1000トンの大台に迫る969トンの金を輸入している。
インド政府は4月から、純金やプラチナなどの輸入関税を現行の2
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「インドの金輸入税引き上げなどで金相場に先安感!」【ドットコモディティ】
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